2021年08月26日

製造の秘密、1年の乾燥を経て

もくロックは100%国産材(現在は主に山形県産材)を使用した木製ブロック

山から切り出された丸太を選定、
もくロックのブロックはたくさんの木の種類から出来ています。

主に広葉樹で
・サクラ
・カバ
・シデ
・ケヤキ
・ホオ
・カエデ
・クリ
・ブナ
・ミズキ などなど

季節によって、この中から複数種類の木が製品に入っています。

「木は呼吸する」
皆さんも、一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
木材は水分量によって伸び縮みします。

これが木製品を作る上で一番難しい理由と言っても過言では無いかもしれません。

部位によっても縮み方はさまざま、昨日までの寸法が今日の天気によっても変わってしまう。

そう、水分を吸ったり吐き出したりと、正に木材が呼吸して大きさが変わるんです。

そんな木材を半年から8ヶ月、ながいモノでは1年以上じっくり乾燥させています。
そうする事によって、伸び縮みが少なくなり、一定の大きさを保つことが出来るようになります。

木材の乾燥には含水率という数値を使いますが、材木屋さんから工場に入ってきた時点でおおよそ25%〜18%と含水率はそれぞれの角材でバラバラ。

それを最終的にそれぞれ9%〜6%ほどに乾燥させます。

木工関係者の方と話すと、乾燥が一番難しいとおっしゃる方もいるので、部材作りは地味ですが本当に大切な作業なんです。

製品として子ども達の手に渡るまでにはながい道のりがあり、職人さんたちの想いも感じてもらえたら幸いです。

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